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奄美で「酒」と言えば、それは「黒糖焼酎」のこと。
奄美群島だけに製造が許された、黒糖を原料に使用する特別な焼酎です。各島に酒蔵があり、それぞれのこだわりが詰まった銘柄を製造しています。
全国にはさまざまなお酒、焼酎がありますが、黒糖焼酎はどちらかというと女性的、あるいは気品に満ちた男性的。
ほんわり甘く、優しい香り。最高度数の44度(※)であっても、強さに負けない芳醇さが口中を支配し、しばし舌の上で味わい続けたくなるような、まろやかに輝く美味しさです。
※45度を超えると酒税法上、スピリッツに分類されるため
島の空気のなかで味わう「黒糖焼酎=島酒(セエ)」はさらに格別です。
もちろん、なんの基礎知識がなくても、黒糖焼酎はきっとあなたを満足させること間違いなしですが、少し知識を入れるだけで、またその味わいは特別に変化するかもしれません。
奄美の黒糖焼酎が確立されたのは戦後まもなくのこと。戦後、8年間をアメリカ軍政下に置かれ経済発展が著しく損なわれた奄美群島の状況を考慮し、日本復帰をする際に黒糖焼酎を奄美の新たな産業とするため酒税法を改正。以後、米麹と黒糖を原料に使うことを条件に、奄美群島だけが造ることを許されています。
黒糖を使用しているというと糖分を気にする人もいますが、黒糖焼酎はとってもヘルシーなお酒。ウイスキーやブランデーと同じく原料を発酵させ、蒸留して造られる蒸留酒であるため、できあがった焼酎は糖分を含みません。
だから健康やカロリーを気にする人にぴったりなんです。
黒糖焼酎を選ぶとき、ひとつの大きな指標になるのが蒸留の方法。「常圧蒸留」は昔から行われているシンプルな蒸留方式で、原料の風味を良く引き出し、しっかりとした味わいのある焼酎になります。
一方「減圧蒸留」は蒸留器内の気圧を下げ、低温で沸騰させるため、口当たりが軽く飲みやすい焼酎を造ることができます。
麹の役割はお米のデンプンを糖に変えること。使う麹によって味が全く異なるんです!
黒麹を使うと香りも複雑で重厚な幅のあるお酒に、逆に白麹はすっきりシャープで軽快な味わいのあるお酒になると言われています。今度飲む時は通っぽく、これは〇〇麹だから私好みだね。なんて言ってみては?
響きはあまりよくないかもしれませんが、とどのつまりは「初垂れ」という意味。黒糖焼酎を蒸留したとき、一番はじめに出てくる原酒のことです。アルコール度数は非常に高く、香りは非常に華やか。しかし、全体製造量のわずか数パーセントしかとれないので、非常に希少です。酒造会社によってはハナタレをひとつの銘柄として販売しているので要チェック。
おすすめは、瓶ごと冷凍庫に入れて冷やす飲み方。度数が高いため、いくら冷やしても凍ることはありません。トロリと流れ出てくる液体を一口含めば、その花開くような抜群の華やかさに、きっと驚くはずです。
黒糖焼酎は好みに応じてさまざまな呑み方ができるのがいいところ。
・水割り (メジャー)
・お湯割り (冬はコレ。)
・ロック (18度など度数が低いものはロックで。ハナタレなど度数が高いものはコレで。)
・炭酸割り (近年注目を集めているオススメの飲み方。シュワっとさわやかなので女性にも飲みやすい)
・パッションフルーツ割り (パッションフルーツの時期になればおすすめしたい飲み方。パッションの皮を器にして飲むのが贅沢。
・牛乳割り (ツウ好み。お試しあれ)
・珈琲割り (ツウ好み。お試しあれ)
いかがでしたか?
ヘルシーかつ、飲みやすく奥が深い島酒が奄美黒糖焼酎。
銘柄ごとにこだわりも異なり、味も千差万別。味比べを楽しんで、あなたのベストを探してみてくださいね。
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